海外生産「拡大」44% 有望市場はインドネシアが首位

海外生産「拡大」44% 有望市場はインドネシアが首位
 日本経済新聞社が日本国内企業に行った「社長100人アンケート」によると、「今後、海外生産を拡大する」との回答が44.4%となり、前回の6月調査より約11ポイント増えた。2013年度の設備投資では東南アジア向けで増額が目立ち、「有望視する市場」はインドネシアが57.5%に上り、首位となった。
 海外生産については「拡大」が「現状維持」(19.2%)を大きく上回った。国内生産は「拡大」が7.5%にとどまった。生産地としては東南アジアへの注目度が高く、設備投資を増やすとの回答は38.4%と米国(19.9%)や中ー国(19.8%)を上回った。人口や所得の増加が見込め、市場としての魅力が高まっている。
 「中国以外の新興国で今後有望な市場」としては、通貨安やインフレへの懸念はあるものの、57.5%がインドネシアを挙げた。以下、タイ、ベトナムが続いた。