インドネシアのインフラ整備遅れは用地取得難が原因
地元紙によると、インドネシアのインフラ整備が遅れており、第2期ユドヨノ政権が発足した2009年に選定し、同大統領の任期満了となる14年後半までに完成させるとしたインフラ整備計画のうち、4計画は完成が困難な見通しとなっている。進行が遅れているのは輸送インフラ整備3件と住宅整備1件。
同国のアルミタ国家開発計画庁長官は、これらの案件の整備遅れの最大要因は用地取得難だと指摘。地方政府の取り組みが不十分なために、土地問題の解決が長引き、整備の遅れにつながっていると述べ、地方政府の一層の努力を促した。同庁によると、同国の来年のインフラ整備は約187兆ルピア(約1兆6460億円)規模の見込みだが、政府予算は約130兆ルピアにとどまる。