世銀専務理事、自治体首長らもLCGC政策を批判
地元メディアによると、低価格エコカーへの優遇税制「LCGCプログラム」に対し、スリ・ムルヤニ世銀専務理事(元財務相)や自治体首長らから批判が相次いでいる。いずれもその理由は、LCGCは都市部の交通渋滞をさらに悪化させるもの、いまはインフラ整備を優先すべきだというものだ。
スリ氏は、LCGCにより燃料消費が増大し、補助金負担が増える-との懸念を示している。インドネシア運輸協会(MTI)幹部も、LCGCは完全に燃料の無駄遣いだ-と不快感を露わにしている。ジャカルタ特別州のジョコウィ知事がLCGCを批判したことを受け、様々な関係業界や各自治体の首長にも同知事に賛同の”輪”が広がっている。