バリ海上高速道路が開通 APECに間に合わせ面目

バリ海上高速道路が開通 APECに間に合わせ面目
 バリ島のングラライ空港とヌサドゥア、ベノアを結ぶ海上高速道路の開通式典が9月23日、ユドヨノ大統領出席の下、開かれた。国際イベントが多く開かれる今年、渋滞解消策として建設が進められていた。その結果、当初計画より3カ月ほど遅れたものの、各国首脳が出席する、10月1~8日のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)には間に合わせ、辛うじて面目を保った形。地元メディアによると、総費用は2兆4800億ルピア(約221億円)で、全長12.7㌔。昨年着工し、当初は「ミス・ワールド」コンテスト前の6月ごろ開通予定だった。
 24日からは一般車も通行、30日までは無料で、それ以降は二輪は4000ルピア、四輪は大きさに応じて1万~3万ルピアの通行料が必要。バリの空港と主要な観光地を結ぶこの海上高速道の完成は、年々深刻化する渋滞解消につながると期待されている。