ASEAN経済共同体 2015年内発足を確認 域内格差が障害

ASEAN経済共同体 2015年内発足を確認 域内格差が障害
 ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟10カ国は10月9日の首脳会合でAEC(ASEAN経済共同体)を2015年内に発足させる方針を確認した。AECはASEAN域内を移動する物品関税を緩やかに引き下げることが想定されている。
 ASEANは2007年1月の首脳会議で2015年までにAECを発足させることで合意。同年11月の首脳会議でAEC発足までの工程表を採択し、道筋をつけた。しかし、12年1月の首脳会議で期限を15年初から15年末に先延ばしすることを決め、道のりの難しさをうかがわせた。この経済統合の最大の障害は域内で開発格差が広がりつつあるためだ。