安倍首相がASEAN首脳に文化交流の拡大などを表明
日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議で、安倍晋三首相は文化交流の拡大やASEAN共同体構築に向けた地域の基盤整備を支援していく方針を表明した。また、同首相は「日本とアジアで学びあう未来をつくるため、互いの多様性を尊重しつつ、双方向から継続した形で交流を推進したい」として、12月に東京で開く日・ASEAN特別首脳会議で新たな文化政策を打ち出すことを明らかにした。
今年1月にインドネシア訪問時に発表し、ASEAN諸国を中心に約3万人の青少年を招聘する「JENESYS(ジェネシス)2.0」についても、「日・ASEAN関係の未来への投資として交流を進める」と意気込みを示した。ASEAN各首脳は、文化交流の拡大の方針を歓迎。とくにJENESYSについては全首脳が評価し、今後の取り組みに期待を示す発言があった。