住友電工 製販一体で切削工具のインドネシア販売強化
住友電気工業はインドネシアで切削工具の拡販に乗り出す。9月に現地生産を開始したのに続き10月7日、技術サービス拠点「インドネシアツールエンジニアリングセンター」を開設。製販一体で顧客サポート体制を強化し、拡大する切削工具の需要を取り込む。
今回開設した技術サービスセンターは、西ジャワ州カラワン県のカラワン工業団地で操業する生産会社スミデン・ハードメタル・マニュファクチャリング・インドネシア(SUMLA)の工場敷地内に1億5000万円を投じて設置。2階建てで延べ床面積は700平方㍍。旋盤や計測機器など工作機械のモデルルームや、セミナールームを設ける。専門スタッフ2人を配置するほか、顧客対応は現地販売会社のスミトモ・エレクトリック・ハードメタル・インドネシア(SEHI)がサポートする。同社は切削工具のサービス拠点、ツールエンジニアリングセンターを日本と海外でそれぞれ5拠点を開設している。