IHI(本社:東京都江東区)とマレーシア大手電力会社TNB社の子会社、TNBJ社は4月22日、TNBJ社が運営するマンジュン石炭火力発電所(所在地:マレーシア・ペラ州マンジュン)で、IOTを活用した火力発電所向け遠隔監視サービスの実証試験を完了し、予定通りの結果を確認したと発表した。この実証実験はIHIが開発した設備不具合の診断システムを活用した試験であり、発電所のリアルタイム監視ならびにトラブル事象発生を未然に防止することに貢献するもの。
同発電所ボイラ内部での石炭灰閉塞の予兆検知を可能とし、突発的なトラブルによる発電所の計画外運転停止の削減につなげる。また、今後診断メニューを拡充し、遠隔監視サービスのさらなる高度化に取り組む予定。