タイへの外国直接投資 第1四半期は申請ベースで67%減

タイ投資委員会(BOI)はこのほど、2020年第1四半期(1~3月)の外国資本によるタイへの直接投資状況を公表した。申請ベースでは投資金額が前年同期比67.3%減の274億バーツ、投資件数が6.0%増の249件となった。投資申請件数が微増となったにもかかわらず、金額が大幅に落ち込んだのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大型案件がなく、中小規模の投資案件が大半を占めたことが要因とみられる。
投資金額を国別にみると、日本が72.4%減の74億バーツと大幅に落ち込んだものの、全体の27.0%を占めて首位。中国が27.8%減の65億バーツで2位だった。