インド中銀 政策金利を再び緊急利下げ、経済支援策も発表

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インド準備銀行(RBI、中央銀行)は5月22日、金融政策決定会合(MPC)を開催し、政策金利を現行の4.40%から0.40ポイント引き下げ4.0%にすると発表した。会合では全委員が利下げに賛成した。また、銀行とノンバンクに対する融資先への3カ月間の借入支払い猶予(モラリアム)を、さらに3カ月間追加し、8月末まで延長するなどの経済支援策を発表した。
MPCは原則おおよそ2カ月に1度の頻度で開かれ、今回の会合は本来6月初旬に開催される予定だったが、経済や市民生活への新型コロナウイルス感染拡大による甚大な影響を考慮し、前倒しして開かれた。