BNI銀行が日系企業に初のスタンドバイ融資を実施
NNA.ASIAによると、インドネシアの国営銀行バンク・ヌガラ・インドネシア(BNI)は10月18日、インドネシアで操業する日系企業にスタンドバイ・クレジットを供与する契約を締結した。同行が日本の地方銀行と業務提携する枠組みを活用した融資としては初めての契約となる。その第一号は西ジャワ州ブカシ県で金属加工業を手掛ける企業向けの融資で、BNIと提携する群馬銀行が信用状を発行する。金額は公表していない。
BNIは現在、地方銀行52行と業務提携を締結。ジャカルタのBNI本店にジャパンデスクを開設し、専属スタッフ12人(うち日本人1人)を配置するほか、群馬銀行を含む9行から人員の派遣を受け入れている。BNIジャパンデスクの担当者は、日系企業向けのスタンドバイ・クレジットの供与条件として、現地で1年以上の操業実績を持つことなどを挙げている。来年は日系企業向けに5250億ルピア(約45億円)の供与を目指すとしている。