中国の23年のAI市場は2兆2,300億円へ拡大 コロナ禍で伸び率鈍化

矢野経済研究所が行った中国のAI市場調査によると、2023年には2兆2,300億円(事業者売上高ベース、以下同)へ拡大する見込み。ただ、2018年以降、追加関税措置など米国トランプ政権の対中国制裁政策の長期化等の影響や新型コロナウイルスの影響が加わり、伸び率は鈍化する。
機械学習や画像認識、自然言語処理、音声認識などのAI技術を利用したソフトウェアやシステムの市場は、中国でも2017年から2018年ごろに前年比50%を超える伸びとなったが、その後の伸び率は低下している。2019年のAI市場は前年比45.5%増の8,000億円規模となった。2020年には国内需要中心に前年比3割増の1兆円を超えると予測している。