柳井氏が京大のがん・ウイルス研究に総額100億円を寄付

カジュアル衣料品「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は6月24日、ノーベル医学・生理学賞を受賞している京都大学の本庶佑特別教授と山中伸弥教授の研究に対して、個人の資産から総額100億円を寄付すると発表した。
本庶教授に対しては、同氏がセンター長を務めるがん免疫総合研究センターの研究費や人件費として、今後10年間、毎年5億円を寄付し、基金として運用する。山中教授に対しては、新型コロナウイルスの感染対策や治療薬の研究に対して5億円、iPS細胞を低価格で提供するための製造設備の建設などに来年度から9年間、毎年5億円寄付するという。