大和ハウスが西ジャワ州ブカシでレンタル工場を新設
大和ハウスが出資するインドネシアの地場系工業団地開発・運営のブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステート(BEST)は、西ジャワ州ブカシのMM2100工業団地内に建屋面積約2万平方㍍のレンタル工場を新設する。11月に着工、2014年7月の完工を目指す。投資額は約15億円。資金力の乏しい日本の中小企業がインドネシアに進出する祭の初期投資リスクを下げ、同工業団地への入居を促すのが狙い。敷地面積は4万平方㍍で、顧客は事業規模に応じて1000~5000平方㍍の広さの範囲で選択できる。
大和ハウスは工業団地内の出張所に日本人スタッフ常駐事務所を構えるため、法律専門家の紹介など初期段階で必要な顧客ニーズにもきめ細かく対応できる強味を生かす。MM2100の工業団地内でのレンタル工場建設は初めてで、地場系ゼネコンと大和ハウスが施工する。同社がインドネシアで建築・施工するのは初めて。
大和ハウスは昨年、BESTの株式約10%を取得し、工業団地開発に参入。西ジャワ州ブカシ県のブカシ・ファジャール工業団地の開発で、物流施設や工場などの建設を担当する。このため、同社は今年4月にジャカルタ特別州に駐在員事務所を新設、この事業をフォローする体制を敷いている。同社はMM2100工業団地の用地を年間100㌶販売する目標を掲げている。