工業相がASEAN経済統合で地場産業への打撃を懸念

工業相がASEAN経済統合で地場産業への打撃を懸念
 インドネシアのヒダヤット工業相は10月25日、インドネシア商工会議所(カディン)との会合で、東南アジア諸国連合(ASEAN)が2015年末までに実現を目指す経済共同体の創設に伴い、域外の他国から安い製品が流入するとして、地場製造業が受ける打撃を懸念した。同工業相は中国との間で2010年に発効したASEAN自由貿易協定(ACFTA)では安価な中国製品に国内産業が対抗できなかったと指摘。ASEANの経済統合時に「もう一度同じことが起きてほしくない」と話し、業界に競争力強化を求めた。