中銀総裁が2014年の国内融資額の増加率減速を予測
現地メディアによると、インドネシア中央銀行のアグス・マルトワルドヨ総裁は10月24日、2014年の国内融資額の増加率が、今年の予想増加率19.1~20.4%を下回る15.3~16.6%と減速するとの見通しを示した。中銀と政府が連携して実施する輸入抑制と金融引き締め策が景気減速につながるためだ。
同総裁は経済安定化の最重要課題として経常赤字の縮小を挙げ、2014年には国民総生産(GDP)に占める経常赤字は2%以下になる見解を示した。年末までの銀行業界全体の融資額は3220兆ルピアで、14年は3720兆ルピアに増加すると予想している。また、融資額の増加率は減速するが、14年のGDP成長率は5.8~6.2%を達成できるとしている。