急激な最低賃金引き上げは経済環境の悪化招く 中銀総裁
地元メディアによると、インドネシア中央銀行のアグス・マルトワルドヨ総裁は10月28日、2014年の最低賃金について、急激な引き上げは投資環境の悪化を招き、ひいては経済環境の悪化につながると警戒感を示した。同総裁は最低賃金の引き上げについて、補助金付き燃料と電気料金の値上げや、食料品価格の上昇などで労働者の生活が苦しくなっていると、一定の理解を示した。ただ、最低賃金の引き上げは労働者の購買力の向上につながるが、限度を超えた急激な引き上げは投資家の判断に大きく影響し、経済環境の悪化につながるとの見解を表明した。