スウェーデンの通信機器大手エリクソンの調査によると、第5世代(5G)移動通信システムの携帯端末契約数が2025年末に、全世界で28億件に達する見通しであることが分かった。2019年時点では1,200万件で、6年間で実に230倍超に急成長する。高速大容量の通信網を活用できる5Gになれば、遠隔医療などからエンターテインメントまで幅広い分野・領域にわたり、これまでは困難だったことが一気に可能になり、ビジネスを含め社会が劇的に変わると期待されている。
こうした本格的な5G時代を見据え、基地局などの整備では中国のファーウェイ、フィンランドのノキア、そしてエリクソンを加えた3強による世界シェア争いが激化している。