ニコンがインドネシア事業でデジカメで3割増収狙う
NNA.ASIAによると、ニコンは今年度のインドネシア事業の売上高を前年比3割増やす目標を明らかにした。今年2月に営業を開始した現地法人ニコン・インドネシアを通じて拡販する。需要が高まるコンパクトデジタルカメラで首位を狙うほか、レンズが交換できるミラーレス一眼デジタルカメラの強化で目標の達成を目指す。
コンパクトカメラでは「クールピクス」シリーズを通じて、2014年度に市場1位を狙う。昨年度はキヤノン、ソニーに次ぐ3位で、シェアは24~25%だった見込み。大きなシェアを握る一眼レフと合わせ、全国900カ所以上の販売網を通じて売り上げを増やす。9月には世界初の防水・耐衝撃のレンズ交換式ミラーレス「ニコン1AW1」を投入し、専用のレンズは2商品を販売。ケースなしで水中撮影などが可能なため、アウトドアやウオータースポーツでプロ向けのほか、防水コンパクトカメラの買い換え需要を狙う。インドネシアでは現地の提携先が現地生産する。