en塾(エンジュク)が「バックトゥザ戦国!」日本で公演
じゃかるた新聞によると、インドネシア人学生による日本語ミュージカル劇団「en塾(エンジュク)」は11月2、3日、中央ジャカルタのジャカルタ芸術劇場で、第5回公演「バックトゥザ戦国!」を上演した。インドネシア人留学生が時空をつなぐ不思議な扉で、現代日本と戦国時代を行き来する筋書き。この演目は2014年4月に熊本、東京で公演し、東日本大震災の被災地も訪問する予定だ。
戦国時代に迷い込んだ留学生が、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が主君・織田信長の草履を懐で温めていたエピソードから、信長が有力大名、今川義元を破り、その名を”全国区”にした桶狭間の戦いや、姉川の戦いなどを垣間見る。そのうち留学生と信長との間で、時代観念のギャップを超えた交友が生まれる…。インドネシア人の観客にも理解しやすい平易な説明と歌、ダンスを交えて、笑いとシリアスな要素が入り混じる構成になっている。
en塾は2009年の初演から「かぐや姫」「浦島太郎」「雪女」に題材を取った日本昔話三部作を上演。2012年は大正時代の下町を舞台にした「我が輩はニャンコである」に挑戦している。