伊藤忠商事 インドネシアで来春メドにツナ缶新工場

伊藤忠商事 インドネシアで来春メドにツナ缶新工場
 日本経済新聞によると、伊藤忠商事は、はごろもフーズなどが共同出資するアネカ・ツナ・インドネシアの既存の東ジャワ州スラバヤのツナ缶製造工場の隣接地に近く新工場を建設、2015年にも生産能力を2倍に引き上げる。これまで全量を日本と中東向けに輸出していたが、国民の間で食の嗜好が多様化し購買力が高まっているインドネシア国内でも需要が見込めると判断している。新工場の生産能力は1日140㌧で、2014年にまず約3割増産し、15年にも倍増させる計画。
 アネカ・ツナは1992年からツナ缶を生産しているが、昨年初めて中東向け輸出が日本向けを上回った。大半がサウジアラビアなどへのOEM(相手先ブランドによる生産)供給。中東各国では保存食として需要が拡大しており、増産分の多くを中東に振り向ける。