博多港 クルーズ船の寄港拒否 独自の管理条例の運用ルール

福岡市がクルーズ船の博多港への寄港を認めないと決めたことが8月18日、分かった。同市は、博多港港湾施設管理条例の運用ルールにあたる要領を新たに策定し、6月から施行。感染症発生地域に寄港したり、その地域の住民が乗船していたりするクルーズ船を対象に、ワクチンが日本で承認され、医療機関に常備されるか、治療法が確立するまでは、基本的に接岸を認めないと定めた。ただ、これまでに適用事例はないという。
国土交通省によると、博多港には2015~2018年、全国で最多のクルーズ船が寄港しているほか、2019年も速報値では那覇港(260隻)に次いで、博多港は229隻で2位だった。