日本ペイントホールディングス(東京本社:東京都中央区)は8月21日、シンガポールの塗料大手ウットラムグループの子会社になると発表した。2021年1月に実施する第三者割当増資をウットラムが引き受け、出資比率を現在の39.6%から58.7%に引き上げる。ウットラムの取得総額は約1.3兆円になるもよう。
今後は両社の塗料事業を日本ペイントに集約し、二人三脚でアジアの塗料需要を取り込み、欧米の塗料大手と対抗する。ウットラムの子会社になった後も、上場は維持する。増資などで調達した資金で、ウットラムとアジア各地に設けた合弁各社を子会社化する。ウットラムのインドネシアの塗料子会社も買収する。