国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は9月9日、東京オリンピックについて、今後数週間で新型コロナウイルスの感染防止対策を集中的に議論したうえで、開催の条件については「すべての関係者が安全な環境下でのみ大会を行う」とする従来の見解を改めて強調した。
東京オリンピック開催の条件について今月、IOCの副会長で、開催を準備する調整委員会の委員長を務めるコーツ氏が、フランスのAFP通信の取材に対し、「新型コロナウイルスがあろうとなかろうと、大会は来年7月23日に開幕する」と発言し、物議を醸した。今回これを打ち消す形で、バッハ会長は「安全な環境下でのみ大会を開催する」との原則を強調したもの。