ADB 20年アジアのGDP0.7%減 60年ぶりマイナス成長を予測

アジア開発銀行(ADB)は9月15日、2020年のアジア太平洋46カ国・地域(日本など除く)の国内総生産(GDP)が前年比0.7%減少するとの予測を発表した。新型コロナウイルス禍で、経済活動や移動が大幅に制限されたため。アジア地域のGDPがマイナス成長となるのは1962年以来となる。
ADBは4月時点では2.2%のプラス成長を見込んでいた。だが、その後の経済活動再開に伴う新型コロナの感染拡大により、各国がGDPの予測を段階的に連発して下方修正。その結果、ADBは約4分の3の国・地域でマイナス成長を予想した。