KPUの選挙人登録名簿に不備 1040万人は身元不明者
地元紙によると、インドネシアで2014年4月に行われる総選挙の準備を進める総選挙委員会(KPU)が11月4日発表した選挙人名簿に不備が発覚した。確定した選挙人1億8660万人のうち、最大野党の闘争民主党(PDIP)の指摘により、KPUは身元不明者が含まれた1040万人の登録に問題があると認めた。これでは票操作などの不正につながり、選挙の公平さが危ぶまれる可能性があるとして、ユドヨノ大統領は13日、関係者を招集して対策を協議した。
どの過程で身元不明者が紛れ込んだのかは分かっていないが、野党は与党関係者が意図的に名簿を改ざんした可能性があるとの見方を示し、早急に改定するよう求めている。