三井物産がリッポーと合弁で高速通信サービスに参入
三井物産はこのほど、インドネシアの財閥リッポーグループと合弁会社インテルヌックスを設立、ジャカルタ首都圏を対象に「LTE(ロング・ターム・エボリューション)」を用いた高速通信サービスを始めると正式に発表した。LTEはインドネシア国内初で、他社に先駆けて需要の取り込みを図る。海外のLTE事業に進出する商社は、三井物産が初めて。来週末、携帯型WiFiルーターを1カ月の通信契約料を含め29万9000ルピアで販売する。2014年にはスマートフォン(スマホ、多機能携帯電話)も発売する。通信速度は毎秒最大37.5~150メガ(メガは100万)ビットで、従来主流の第3世代携帯電話(3G)の3倍超になる。
日本ではNTTドコモが10年12月にサービスを始め、現在1640万人超が利用している。ソフトバンクモバイルとKDDI(au)も12年9月からサービスを開始している。