東北大・島津製作所 息によるコロナ感染検査法 数年内に実用化

東北大学と島津製作所は10月16日、呼気から新型コロナウイルスに感染しているかを調べる検査機器を開発したと発表した。既存の鼻の粘膜や唾液を用いた検査法よりもストレスが少なく、PCR検査と同程度の精度がある。半年ほど臨床研究を重ね、数年内、早ければ1年以内の実用化を目指すとしている。
専用の装置に5~10分程度かけて息を吹き込み、水分を採取。その中に含まれるウイルス由来のタンパク質などを解析し、感染の有無や重症化リスクを判定する。