周辺地域の最低賃金が州都スラバヤを上回り知事が困惑
インドネシアの東ジャワ州では、周辺地域の自治体の2014年の最低賃金が州都スラバヤを上回る見通しとなり、知事が困惑する事態となっている。同州では11月初旬、スラバヤ市が来年の最低賃金を前年の26%高の220万ルピアにすると発表。ところが、その後発表した同州内のモジョクルト県はスラバヤより20万ルピア高の240万ルピア(前年比40%高)に、パスルアン県は同様に11万ルピア高の231万ルピア(同34%高)にそれぞれ設定した。
11月20日、東ジャワ州のスカルウォ知事はこうした事態に困惑、同州経営者協会(アピンド)や、州内の県・市の最低賃金評議会の担当者と協議。同知事は、強制力はないながらも、「他地域の最低賃金がスラバヤ市より高くなってはならない」との声明を発表した。