来年の最低賃金カラワン,ブカシの工業地帯は22%超高に

来年の最低賃金カラワン,ブカシの工業地帯は22%超高に
 インドネシア西ジャワ州のアフマッド・ヘリアワン知事は11月21日、労組代表と会談し、2014年の最低賃金に関する決定書に署名した。この結果、インドネシア最大の工業地帯がある同州で工業団地が集中するブカシ、カラワン両県の2014年の最低賃金は、244万1301ルピアのジャカルタ特別州を上回る、前年比22%超高に確定した。自動車や電機・電子などセクター別の最低賃金はさらに上乗せされるため、同州に製造拠点を置く多くの日系企業をはじめ製造企業は、一段と厳しい経営を迫られることになりそうだ。
 西ジャワ州は州の最低賃金を定めず、各県・市ごとに最低賃金を決めている。最も高いのはカラワン県の244万7450ルピア。ブカシ県、ブカシ市もジャカルタ特別州を上回り、最低はマジャレンカ県の100万ルピアだった。
 主な自治体の2014年の最低賃金の確定状況は次の通り。
・カラワン県   244万7450ルピア(前年比22.4%高)
・ブカシ県    244万7445ルピア( 同 22.3%高)
・ブカシ市    244万1954ルピア( 同 16.3%高)
・デポック市   239万7000ルピア( 同 17.4%高)
・ボゴール市   235万2350ルピア(  同 17.5%高)
・ボゴール県   224万2240ルピア( 同  9.8%高)
・プルワカルタ県 210万ルピア  (  同 24.0%高)
・バンドン市   200万ルピア  ( 同 30.0%高)