東ティモール警察官がブカシで日本式地域警察官育成研修
じゃかるた新聞によると、東ティモールの警察官がインドネシア警視庁で、11月17日から1週間にわたり、日本式の地域警察官の育成研修を受けている。研修には30~40代の東ティモール警察官が参加。警視庁ブカシ県、ブカシ市両署管内の交番や駐在員から業務の内容などの説明を受けるとともに、地域の民家や学校に出かけ、実際の巡回連絡を経験した。
インドネシア警視庁は10年以上前から、国際協力機構(JICA)による警察改革支援で、交番制度など日本式の地域警察官の育成を図っている。また、東ティモールは2002年の独立以降、治安状況が徐々に改善。さらなる安定化には地域住民との協力や信頼関係の構築が重要で、東ティモール警察は2008年から日本式地域警察官制度の確立を目指している。そこで今回、東ティモールは同国より早く日本式地域警察官育成を始め、一定の成果を出しているインドネシアの事例に学ぼうというのが狙い。