菅首相は12月4日、脱炭素に向けた研究開発を支援する2兆円の基金創設を表明した。2050年までに温暖化ガスを実質ゼロにする目標達成を後押しする。
菅政権は環境に配慮した経済活動を促すグリーン投資を成長戦略の柱に据える。温暖化ガスを実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現する新技術の開発を官民挙げて推進する。新設する基金は企業や大学の研究を10年継続して支える。
また、脱炭素に関連して首相は、自動車から排出される二酸化炭素(CO2)ゼロを目指すとも言明。電気自動車(EV)などの導入を拡大する制度を検討する。