日・イ両国がEPA受け入れ事業帰国者への就職説明会
在インドネシア日本大使館と労働移住省などインドネシア3省庁は11月27日、日本・インドネシアによる経済連携協定(EPA)の看護師・介護福祉士受け入れ事業で、夢叶わず帰国したインドネシア人候補者の再就職を支援するため、労働移住省カリバタ事務所(南ジャカルタ)で就職説明会を開いた。同事業の帰国者への就職支援の説明会は今年で3回目。
今回は、2008年に始まった同事業の帰国者計190人と、ユニ・チャームや医療法人・偕行会など日系企業(人材派遣、製造業)や地場系医療機関など38機関が参加する”マッチング”の場となった。
両国のEPAによる受け入れ事業の看護師・介護福祉士候補者数は計1048人、うち日本の国家試験合格者数は看護師71人、介護福祉士121人の計192人。昨年の合格率は看護師13%、介護福祉士37%と低水準にとどまっている。このため、帰国者へのより充実した就職支援策が求められている。