ADB 中国の経済成長率 20年2.1%へ上方修正 21年7.7%を予測

アジア開発銀行(ADB、本部:フィリピン・マニラ)は12月10日に発表した経済見通しで、中国の2020年の成長率を2.1%とし、9月時点の1.8%から0.3ポイント上方修正した。また2021年について、新型コロナウイルスの感染再拡大で影響が懸念される世界経済の回復状況に引きずられることが予想され、不確実性は高いとしつつ、7.7%と予測している。2020年について、製造業の投資は力強さを欠くとしながらも、政府主導のインフラプロジェクトや堅調な不動産市場が投資を支えるとみている。
ちなみに、OECDは12月1日に中国の2020年、2021年の経済成長率をそれぞれ1.8%、8.0%とする予測を発表している。