ピエール・カルダン氏 プレタポルテの先駆者 パリで死去 98歳

フランスの世界的ファッションデザイナー、ピエール・カルダン氏がパリ近郊の病院で亡くなった。家族が12月29日、明らかにした。同氏は1922年、イタリアで生まれ、幼いころに両親とフランスに移住。仕立て屋などで下積みを経て、ファッションデザイナーのクリスチャン・ディオール氏のもとで働いた後、1950年に独立した。
富裕層向けのオーダーメード服が主流だった1959年に「プレタポルテ」(高級既製服)の市場に参入し、その後、外国に進出して世界的なブランドを築いた。