核兵器禁止条約 1/22発効 実効性に課題 国際社会は歓迎

核兵器の開発、保有、使用を禁じる初めての国際条約、核兵器禁止条約が1月22日、発効した。同日現在、同条約に批准を済ませた国と地域は51、条約に加わる意思を示した署名は86で、いずれも核兵器を保有していない。条約発効を平和団体はじめ国際社会は歓迎している。
一方、米国、ロシア、中国などすべての核保有国と、核抑止力に依存するNATO(北大西洋条約機構)の加盟国や日本、韓国などは参加していない。また、法的拘束力もない。それだけに、この条約発効により直ちに核兵器が減るわけではなく、実効性に課題が残る。