三井・豊田通商の合弁アンモニアプラント 前倒しで譲渡
三井物産と豊田通商が合弁で、インドネシア東カリマンタン州で手掛けるアンモニアプラントが、当初の予定時期を4年前倒ししてインドネシア側に引き渡されることが明らかになった。このプラントは、三井物産が75%、豊田通商が25%出資する合弁会社カルティム・パシフィック・アンモニア(KPA)がBOT(建設・運営・譲渡)方式を採用して、同州ボンタンで建設、2000年に操業開始したもので、アンモニアの年産能力は66万㌧。
KPAはこのほど、インドネシア国営会社ププック・カリマンタン・ティムールに14年3月31日付でプラント資産を引き渡すことで日本・インドネシア双方の関係者が合意した。1997年に締結された契約では18年以降にインドネシア側に譲渡することが盛り込まれていた。