日本政府は2月19日、国外退去命令を受けた外国人の入管施設での長期収容解消に向け、入管難民法改正案を閣議決定した。現行法では収容を解く仕組みは「仮放免」のみだが、一時的に社会内で生活できる「監理措置」を新設する。
早期の退去を促すとともに収容の短縮化を図り、問題の解消を目指す。退去促進策に加え、監理措置として逃亡の恐れなどが低い人を対象に、親族や支援団体、弁護士など「監理人」の監督のもとで生活できるようにする。
ただ、専門家はグローバルな視点でみると、入管難民問題の根本的解決には欠落部分が多く、不完全な部分が多いとしている。