川崎重工 14年の二輪車の販売目標は3割増の20万台
川崎重工業は、インドネシアにおける2014年の二輪車販売台数を、今年の販売見込みの3割増となる20万台に引き上げる計画だ。14年1月に西ジャワ州で新工場を稼働させ供給能力を8割拡大させるほか、新車種を投入して、目標達成を狙う。NNA.ASIAが報じた。
二輪車製造・販売の現地法人、カワサキ・モーター・インドネシア(KMI)によると、1~11月の二輪新車販売台数(出荷ベース)は前年同期比18%増の13万3756台で、通年では過去最高だった昨年の12万3431台から3万台近く多い15万台となる見込みだ。KMIでは現在、需要に生産が追い付いていない状況にあり、現地生産するエンジン排気量150ccのスポーツモデル「ニンジャ150」など人気車種では約2カ月の納車待ちとなっている-としている。
新工場は西ジャワ州ブカシのMM2100の工業団地内で、8000億ルピア(約68億円)を投じて建設中で、まもなく稼働する。敷地面積は15万平方㍍で、第1期では敷地の半分に工場建屋を建設。年産能力は14万台とする。東ジャカルタの既存工場の年産能力は10万台だが、一部の生産設備を新工場に移設するため、14年は4万台程度に落とす。14年は2工場で計18万台体制とする。販売目標の達成に向け、輸入車を含め新型8車種を投入するほか、販売店数を現在の300店から増やす予定。