元 慰安婦の請求却下 日本の「主権免除」認定 韓国地裁

韓国のソウル中央地裁は4月21日、元慰安婦の女性らが日本政府に損害賠償を求めた第2次訴訟で、原告の請求を却下する判決を言い渡した。主権国家は他国の裁判所に裁かれないという国際法上の「主権免除」を認め、事実上、日本政府の主張を受け入れた。
同地裁は1月、別の元慰安婦ら12人による第1次訴訟で日本政府に1人あたり1億ウォン(約970万円)ずつ賠償するよう命じる判決を出しており、司法の判断が分かれた。