30年度電源構成で再エネ30%台後半に 19年度比倍増へ引き上げ

経済産業省が脱炭素社会実現に向けて見直しを進めている2030年度の電源構成目標で、再生エネルギーの割合について30%台後半を軸に調整に入ったことが分かった。原子力は2割程度としている現行目標を据え置く見通しで、二酸化炭素(CO2)を排出しない再生可能エネルギーと原子力の合計は6割近くになる計算だ。
2019年度の電源構成は実績で火力が75.7%、再生可能エネルギーが18.1%、原子力が6.2%。したがって、脱炭素電源の再生可能エネルギーと原子力の合計は24.3%だった。