京都「納涼床」の営業 ノンアルコールで始まる 明かりまばら

東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令される中、京都市中心部の鴨川沿いで5月1日、「納涼床」の営業が始まった。例年は約2.5kmにわたっておよそ100軒ほどが連なり夏の訪れを感じさせる風物詩だが、今年は緊急事態宣言下で、前年同様に営業していない店が多く、日が暮れても明かりがまばらな寂しい初日となった。
営業している店も酒類の提供ができないことからノンアルコール飲料やソフトドリンクを用意。京都府の要請に従い、営業時間は午後8時までと静かなスタート。
京都鴨川納涼床協同組合によると、3月中旬の締め切りまでに83店舗が営業を申請。近年は期間を9月末までと申し合わせていたが、コロナ禍で延長を希望する声が多く、今年は初めて10月末までとしている。緊急事態宣言下での営業は見送り、6月以降に営業始める予定の店もあるという。