入札事業の手続きの簡素化こそ重要 フィトラが指摘
非政府組織(NGO)、予算透明性フォーラム(フィトラ)のウチョック・スカイ・カダフィ氏は12月15比、高速道路建設などの入札事業の多くで仲介業者の関与をなくすことは難しいとの見解を示し、手続きの簡素化を進めることが重要だと指摘した。また、ジャカルタ特別州のアホック副知事は入札事業における仲介業者の存在を問題視し、入札業者を援助する部署の設立を検討している。
一般に事業の入札には煩雑な書類の提出が必要だ。その際、こうした手続きを担うのが仲介業者だ。ジャカルタ特別州内では年間で1000件以上の仲介業者の関与があり、1事業につき20~40%の費用を支払うことが多いという。さらに仲介業者は手続きを円滑に進めるために、政府担当者に金銭を授与している場合もある。会計検査院(BPK)の監査報告書でも、ジャカルタ特別州内の入札事業の多くで不必要な経費の計上が指摘されている。