トヨタがインドネシアで新興国向けセダンの生産開始

トヨタがインドネシアで新興国向けセダンの生産開始
 トヨタ自動車は12月18日、インドネシア西ジャワ州カラワンの主力工場で新興国向け小型セダン「ヴィオス」の生産を始めたと発表した。生産設備などの総投資額は2兆5000億ルピア(約211億円)。2014年初めにはハッチバック車「ヤリス」の生産も始める。いずれも製造拠点をタイから移管し、いぜん成長市場として期待されるインドネシアで供給力を高める。
 ヴィオス(タクシー用車両名はリモ)の生産は、まず月産1000台で、販売の7~8割はリモになる見通し。エンジン排気量は1.5㍑。ヴィオスとリモは1~11月、インドネシアで計約1万2300台販売されている。ヤリスは排気量1.5㍑の車種を生産する。カラワンの工場の生産能力を現在の計20万台から、14年初めには25万台に引き上げる。