米の量的緩和縮小発表でルピア下落も影響は限定的

米の量的緩和縮小発表でルピア下落も影響は限定的
 12月18日の米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和縮小決定を受け、世界各地の市場で「ドル高・先進国株高」が進んだ。一方、ドル高に伴う自国通貨安は、多くの新興国にとって重荷になり、その影響の広がりが懸念されるところだ。米国への資金還流が意識され、インドネシア・ルピアなど新興国通貨が対ドルで下落した。
 ただ、19日のインドネシアの金融市場に懸念されたような大きな混乱はみられず、影響は限定的だった。為替相場は、インドネシア中央銀行の参照レートで前日よりも0.3%安の1米ドル=1万2191ルピア。実勢は1万2200~1万2230ルピアの水準で取引された。債券市場も大きな変動はなかった。