新型コロナワクチン ベトナムへも提供 日本政府が調整

日本政府が新型コロナウイルスワクチンをベトナムへ提供する方向で調製していることが明らかになった。提供するのは、先に供給した台湾と同様、英アストラゼネカ製になる見通し。
ベトナムはこれまでコロナ禍を抑え込んでいたが、4月から変異株の流入も加わって、感染者が急増している。同国政府はワクチンの調達が遅れており、日本に支援を求めていた。
日本政府は国民全員分のワクチンを確保したと判断し、これを上回る分については海外支援に充てる方針。英アストラゼネカ製ワクチンは当面、公的接種の対象から外す。菅首相は3,000万回分を海外に供給する方針を示している。
台湾、ベトナムに続き今後、東南アジアや中東、太平洋の島嶼国などへの支援も検討する。