マレーシア 全土ロックダウン6月末まで延長 経済へ影響不可避

マレーシア政府は6月11日、14日を期限としていた全土でのロックダウン(都市封鎖)を2週間延長すると発表した。新型コロナウイルスへの新規感染者数が引き続き1日あたり5,000人を超え、高水準にとどまっているため。大半の企業の操業停止措置も継続され、経済への打撃が一段と広がる。
今回の発表によりロックダウンの期間が1カ月間に及ぶことで景気回復のペースが鈍り、政府が掲げる2021年の実質経済成長率6~7.5%の下方修正は避けられない情勢となった。