「田中角栄研究」はじめ、脳や宇宙など幅広いジャンルを独自の視点で追究した、ジャーナリストで評論家の立花隆(たちばな・たかし、本名:橘隆志)氏が4月30日、死去していたことが分かった。80歳だった。東大仏文科卒。
同氏は1974年発表した「田中角栄研究」で脚光を浴びた。この中で故田中角栄首相の金権政治の実態を明らかにし、首相退陣、ロッキード事件摘発のきっかけとなった。
政治をテーマにした執筆活動に加え、科学技術分野の取材活動も積極的に行い、「脳死」「臨死体験」「脳を究める」など脳に関する著作や、宇宙など幅広い分野で言論活動を展開した。