警視庁組織犯罪対策1課は6月22日、宅配サービス「ウーバーイーツ」を運営していたウーバージャパン(所在地:東京都港区)の当時の代表の女性(47)とコンプライアンス担当だった元社員の女性(36)、法人としての同社を、不法残留している外国人を配達業務に従事させた、入管難民法違反(不法就労助長)容疑で書類送検した。
ウーバーイーツの外国人配達員を巡っては、警視庁が2020年に不法残留や資格外活動などで計184人を摘発。約8割はベトナム人だった。同庁はウーバー側を2019年以降、3回にわたって指導していた。
今回の送検容疑は2020年6月3日~8月31日、ともにベトナム人で不法残留していた男性(30)と女性(24)を都内で配達業務に従事させたとしている。