過労死基準20年ぶり見直しへ 不規則勤務も考慮

厚生労働省は、脳出血や心筋梗塞など脳・心臓疾患による過労死の労災認定基準を約20年ぶりに見直す見通しとなった。
現行では「直近1カ月で残業100時間超」など労働時間が「過労死ライン」に達しているかどうかが主な判断基準とされているが、6月22日に開かれた厚労省の有識者検討会で見直し案が示された。過労死ラインに近い残業があり、かつそれ以外に不規則な勤務など業務の負担が大きいと認められた場合」は「業務と発症の関連性が強い」として労災認定する-などとする内容。